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飛岡 利明
第12回89産業安全対策シンポジウム, p.331 - 337, 1989/01
リスク・マネジメントとは、安全目標を実現させるための活動である。即ち、いかなる技術ともそれを社会に導入すれば、何らかのリスクを生じることになる。リスクは完全に排除できないものであり、管理される、あるいは管理されるべきものと考えられる。どのレベルまで管理すれば安全といえるのであろうか。この設問に答えるのが安全目標である。この観点に立って原子力の分野では、恐らく他のあらゆる新技術に先立ち安全目標を制定しようという動きがある。1960年代の後半に欧米でスタートしたこの動きは、TMI事故で加速され、すでに米国原子力規制委員会は政策声明を出しその実現をはかっている。この安全目標が持つべき条件、その利用方法とあわせて、各国の状況を概観し、リスクマネジメントへの応用について紹介する。